消防点検とは?
ビルやマンションでは消防設備が正しく機能していないと、火災が発生した際に発見の遅れや
被害の拡大につながってしまいます。そのため、消防用設備が正しく機能しているかどうかを
定期的に確認する必要があります。
※消防設備があるビルやマンションは、有資格者(消防設備士等)による点検を
実施することが義務づけられています。
また、点検結果は消防庁または消防局長に報告しなければなりません。
【点検を要する消防設備】
・消火器
・屋内消火栓
・スプリンクラー設備
・消火設備(水噴霧・泡・不活性ガス・ハロゲン化物・粉末)
・屋外消火設備
・連結送水管及び散水管
・自動火災報知設備
・非常警報設備
・ガス漏れ警報器
・漏電火災警報器
・避難器具
・誘導灯及び誘導標識
・排煙設備
・非常電源設備
(自火発電設備・蓄電池設備)
※点検内容は、主に可動確認・性能確認等です。
保守点検後に改修工事が必要と判断された設備は優先的に工事することが重要です。
万が一火災が発生した際に全消防設備が正常に作動し、使える状態になっていないと大変なとこになりますので、
速やかな改修工事が大切です。
連結送水管とは?
火災時に消防隊が消火活動を行うための設備です。
いざという時に消火活動が滞りなく作業できるよう、配管やバルブの状態確認、漏水・損傷等が
ないかの確認を行います。
配管耐圧性能試験は、設置後10年経過した連結送水管、耐圧試験後3年経過した連結送水管に
義務づけられています。